【上野東京ライン開業】で、結局どうなってるの？

こんにちは！ 鉄道ビギナーのnotte!編集長です。北陸新幹線開業と同時に、ついに上野東京ラインも開業しましたね！ 関東以外の方にも、東海道線ユーザーの悲鳴や常磐線ユーザーの歓喜の声が聞こえていますでしょうか。いま、東京はたいへんなことになっております！

しかし、中には「正直なにが起こっているのかわかんない！」「自分とは関係なさそうだし……そんなに騒ぐほどのことなの？」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか？ 事実、わたしがそうでした。

今回は、鉄道ビギナーであるわたし編集長が調査した「【上野東京ライン開業】で、結局どうなってるの？」をお届けいたします。

登場電車・路線

上野東京ラインとは？

上野東京ラインとは、「上野駅」が終点になっている宇都宮線（東北本線）、高崎線、常磐線と、「東京駅」が起点になっている東海道本線との相互直通運転、または区間「東北縦貫線」の、運行愛称です。

東北縦貫線ってなに？

もともと「東北縦貫線計画」という、廃線にされていた東北本線の秋葉原～東京間の線路を敷き直し、東北本線の上野〜東京間の路線を復活させようとする計画がありました。その東北本線の上野〜東京の区間を、「東北縦貫線」と言います。

とりあえず東北縦貫線（計画）≒上野東京ラインという認識で良いと思います。

ちなみに、なんで「東北縦貫線（上野東京ライン）」が計画されたかというと、ひとえに上野終点となっている各線の東京方面へのアクセス性を向上させるためです。

いままで宇都宮線・高崎線・常磐線ユーザーは、東京・品川方面に行く時、山手線・京浜東北線を利用するほかありませんでした。
3つの路線からなだれ込む、その混雑率はなんと最大194%！ ぎゅうぎゅうのぎゅうです。

しかし今回上野東京ラインが開通したことで、宇都宮線・高崎線・常磐線ユーザーも「東京駅」「新橋駅」「品川駅」へ乗り換えなしで行けるようになり、人の分散、山手線・京浜東北線の混雑緩和につながりました！
だからいま、京浜東北線ユーザーや山手線ユーザーが「助かった！」「息ができる！」と歓喜しているのですね。

上野東京ライン開業で嬉しいこと

さきほどちらっとお話しましたが、あらためて上野東京ライン開業で嬉しいこと・メリットをまとめます。

山手線・京浜東北線の混雑が緩和された！

いままで宇都宮線・高崎線・常磐線の3路線からたくさんの人が乗換になだれ込んでいた、山手線・京浜東北線の上野～東京間。

宇都宮線・高崎線・常磐線が「東京駅」「新橋駅」「品川駅」へ乗り換えなしで行けるようになったため、だいぶ混雑が緩和されました。すでに実感された方が多くいらっしゃるかと思います。

車内のエアコンの効きがよくなったり、ホームや階段を安全に歩けたり、いろいろ捗るのではないでしょうか。

宇都宮線・高崎線、東海道本線が相互直通運転で移動がスムーズに！

高崎線・宇都宮線と東海道線が乗り換えなしで行き来できるようになりました！ 乗り換えなくてよいので、荷物が多い時でも楽に移動ができますね。
また、所要時間がすこしだけ短縮できます！ 大幅に短縮というわけではありませんが、朝の10分短縮はけっこうなメリットではないでしょうか？

以下、大宮から宇都宮線・高崎線で主要駅までの所要時間の表です。

常磐線ユーザー必見！「ひたち」と「ときわ」！

品川駅まで直通運転となり、品川駅を始発終着する本数が増え、より快適・便利になった常磐線ユーザーのみなさま。特急列車「ひたち」と「ときわ」はもうチェック済でしょうか？

品川・東京駅から水戸・いわきまでの移動時間が短縮されたり、停車駅が見直されたり、日や時間帯によって本数を増やしたり、移動がより便利になるようです。

それに加えて注目したいのが、「ひたち」「ときわ」に導入された「新しい着席サービス」！ これにより、いままでの指定席・自由席の区分がなくなります。

つまり全車指定席となるのですが、「座席未指定券」なるものが発売されます。この「座席未指定券」を購入しておくと、事前に座席の指定を受けなくても、空いている席に着席しても良いことになっています。

座席の上の方に目安のランプがついており、ランプの色が赤色また黄色であれば座れる座席となっています。詳しくは乗換BIG4・夏目の記事に写真付きで書いてありますので、ぜひご覧ください。

その他弊社社員の声

以上、弊社の横須賀線ユーザーの2名のコメントでした！ この他にも常磐線ユーザーから「新橋で飲んで、直通で帰れるから嬉しい」といったコメントもありました。

関連・参考記事

• JR東日本：上野東京ライン（外部リンク）