幻の駅(第8弾)・ほうらい丘ってどこ?
こんにちは。幻の駅ハンターの三上です。
前回の「もたて山」に引き続きまして、同じく「比叡山鉄道(坂本ケーブル)」 にある「ほうらい丘」をご紹介します。漢字で書くと「蓬莱丘」となります。
雰囲気もそっくりで、双子の幻の駅といえそうです。
去って行くケーブルカー
周辺にある唯一の観光スポットは「蓬莱丘地蔵尊」。大正末期、ケーブルカー建設時に発掘された数々の石仏が、ここにまとめて安置されています。
なんでもこの石仏は、織田信長による比叡山焼き討ちの際に犠牲になった人々の霊を慰めるため、死者の冥福を祈ってこの土地の人々が刻んだものだとか。そんな言い伝えもあって、あたりはとても厳かな雰囲気です。
もちろん(?)この「ほうらい丘」駅も乗り降りには“事前予約”が必要です。予約をしないと降りられません。
ご利用は計画的に。
ちなみに、ケーブル坂本~ケーブル延暦寺間の片道きっぷで途中下車することができます。
紅葉期間中は増発されてより気軽に降りられるようになりますので、これからの紅葉シーズン、ふらりと降りて野山を散策してみてはいかがでしょうか。
以上、2回にわたって「比叡山鉄道(坂本ケーブル)」の幻の駅をお送りしました。
記事を書いた人
三上(みかみ):乗換BIG4
ヴァル研究所コンテンツ開発部所属。1つのジャンルにとどまらないがあえて言うなら「乗り鉄」。鉄道を含めた公共交通の知識の幅広さは、社内随一である。